高窓のチェーン、設置場所まで想像していますか?

後悔ポイント

今回は、高窓の開閉用チェーンの位置についての後悔をお伝えします。

高窓は、視線を気にせず光や風を取り込める、人気の高い窓のひとつです。
我が家も、リビングの吹き抜けの上方部分と、浴室の上部に高窓を採用しました。

道路に面したリビングでも、カーテンを閉め切らずに明るさを確保できる点や、風通しの良さは、期待していた通りの効果を感じています。

見た目にも開放感があり、この選択自体には満足しています。
ただ、実際に暮らしてみると、「開閉用のチェーンの位置」について、想定していなかった不便さに気づくことになりました。

この記事では、その実体験をもとに、高窓を検討している方に知っておいてほしいことをお伝えします。


高窓は、手が届かないから「チェーン」で開閉する

高窓は、名前の通り、天井近くの高い位置に取り付けられる窓です。

手が届かない高さにあるため、直接窓を開け閉めすることができません。
そこで多くの場合、床近くまで垂れ下がった「チェーン」や「ポール」を操作することで、窓を開閉する仕組みになっています。

このチェーンをクルクルと回すことで、遠く離れた高窓の開閉ができるという、なかなかよくできた仕組みです。
中には、電動で操作できるタイプの高窓もありますが、コストが上がるため、我が家は一般的なチェーン式を選びました。

我が家でも、この仕組み自体には特に不満はありません。
問題は、そのチェーンが「どこに垂れ下がっているか」という、設置場所の方にありました。

チェーンが子供部屋の扉にかかってしまう

打ち合わせの段階で、高窓の位置は決めていたのですが、正直なところ、チェーンがどこまで垂れ下がってくるか、床の位置でどこに来るのかまでは、あまり深く意識していませんでした。

図面上で見る高窓は、あくまで「壁の高い位置にある四角い窓」としてしか認識しておらず、そこから伸びるチェーンの存在を、ほとんど意識していなかったのです。

実際に工事が終わった段階で高窓のチェーンの位置を確認すると、ちょうど2階の子供部屋の出入り口扉の前に真上から垂れ下がっていることに気づきました。

扉ですので今更位置の変更ができるわけもなく、扉の前にチェーンがかからないように照明に引っ掛けて対応しています。

見た目のバランスとしては、微妙にずれてしまい、今でも少し気になっています。
「これくらい、まあいいか」で済ませられる程度の不便さではありますが、視界に入るたびに、少しだけ引っかかりを感じてしまいます。

浴室では、チェーンが邪魔で作業がしづらい

浴室の高窓でも、似たような問題が起きました。

こちらは、浴室の換気用に設置した高窓で、チェーンが浴室の隅、ちょうど掃除道具を置いているスペースの近くに垂れ下がっています。

浴室を掃除するとき、チェーンが体や掃除道具に当たってしまい、地味に作業の邪魔になることがあります。
チェーンを一時的にどこかにまとめて引っ掛けておければよいのですが、そうした金具までは用意していなかったため、そのままぶら下がった状態になっています。

窓の開閉自体はスムーズにできるので、機能面での不満ではありません。
ただ、日々の暮らしの中で、「ちょっと気になる」「ちょっと邪魔」という小さなストレスが積み重なっていく感覚があります。

なぜ、チェーンの位置まで想像できなかったのか?

振り返ってみると、原因ははっきりしています。

打ち合わせの中で、高窓そのもののデザインや取り付け位置についてはしっかり検討したのですが、「開閉のための操作部分が、どこに来るか?」という細かい視点が、完全に抜け落ちていたのです。

高窓は、窓本体だけでなく、チェーンやポールという「操作するための部品」までがセットになっている設備です。
この操作部分は、生活動線上に存在することになるため、家具の配置や日常の動作と、直接干渉する可能性があります。

窓のデザインという「見た目」の部分にばかり気を取られてしまい、「操作性」や「そこにある家具や動線との関係」まで、想像が及んでいませんでした。

考えてみれば当たり前のことですが、窓は開け閉めして初めて機能するものです。
デザインや採光効果ばかりに気を取られ、日々どうやってその窓を操作するのかという、実用面での想像が抜け落ちていたのだと、今になって思います。

打ち合わせでは、どうしても「見た目の完成イメージ」を優先して確認しがちですが、「実際にどう使うか」という視点も、同じくらい大切にすべきだったと感じています。

これから高窓を検討する方へ

この経験から、高窓を検討する際に意識しておいてほしいことをまとめます。

まず、高窓を設置する際は、チェーンやポールがどのあたりまで垂れ下がってくるかを、図面段階で必ず確認することです。
担当者に、実際の垂れ下がる長さや、床からの位置を具体的に聞いておくとよいでしょう。

次に、その位置に、どんな家具を置く予定か、どんな設備が来るかなどあらかじめ想像しておくことです。
本棚やソファ、収納など、大きな家具を置く予定がある場所であれば、その真上にチェーンが来ないよう、事前に高窓の位置を調整してもらうことも検討してみてください。
私のように扉にかかってしまうのは論外ですので、反面教師にしてくださいね。

そして、浴室や洗面所など、日常的に作業をする場所に高窓を設置する場合は、チェーンが動作の邪魔にならないか、実際の動きをイメージしてみることです。
掃除や身支度など、その場所で行う一連の動作を思い浮かべながら、チェーンの位置を確認しておくと安心です。

さらに、チェーンをまとめておくためのフックを、あらかじめ壁に付けてもらうという方法もあります。
使わないときはフックにかけてまとめておけば、動線を邪魔することもなく、見た目もすっきりします。

また、浴室などであれば、そこまで高い位置になることはなく、十分手が届く範囲でもあるので、チェーンでの開閉にこだわる必要もないかもしれません。
こうした細かな部品は、設計段階で一緒に検討しておく方が、後から追加するよりも簡単に対応してもらえます。

まとめ

高窓は、光や風を取り込みながらプライバシーも守れる、魅力的な窓のひとつです。

ただし、その開閉に使うチェーンやポールが、思わぬところで家具の配置や日常動作と干渉することがあります。
私自身、窓のデザインばかりに気を取られ、この操作部分への意識が抜け落ちていたことで、住み始めてから小さな不便を感じることになりました。

高窓を検討している方は、ぜひ「窓そのもの」だけでなく、「そこから伸びるチェーンが、床のどこに来るか」まで、打ち合わせの段階で具体的に確認してみてください。

その一手間が、住み始めてからの小さなストレスを防いでくれるはずです。

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