間取りを考え始めるタイミングと、最初にやったゾーニング

奮闘記
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前回の記事では、住宅ローンの銀行選びについてお伝えしました。
今回からは、間取りを考え始めた頃の話です。

土地探しに苦労した経緯は、以前の記事でお伝えした通りです。
ようやく土地が決まり、次のステップに進めるという安堵感とともに、今度は間取りという新しい課題に向き合うことになりました。

間取りは、これから何十年と暮らす空間そのものを決める、家づくりの中でも特に重要な工程です。
土地探しとはまた違った緊張感を持って、この作業に取り組んでいたことを覚えています。


私は、土地が決まってから間取りを考え始めました

間取りを考え始めるタイミングは、人それぞれ違います。

私は、土地があらかた決まってから、間取りの検討を始めました。

理由はシンプルです。
土地の形状や大きさがある程度決まらないと、せっかく間取りを考えても、その土地に収まらないという可能性があるからです。
描いた間取りが実現できないという事態だけは、なんとしても避けたいと考えていました。

また、道路がどの方向にあるかによって、玄関の位置が変わってきます。
これにより、間取り全体も大きく変わってしまうため、土地が先に決まっている方が、無駄なく検討を進められると考えました。

逆に、先に間取りを決めてから、その間取りが収まる土地を探すという方もいらっしゃいます。
どちらが正解というわけではなく、それぞれのやり方があってよいと思います。

ただ、私自身の実感としては、土地の形状が決まってから間取りを考えたことで、無駄な描き直しをせずに済んだという利点があったと感じています。
土地の制約を先に知った上で検討を始めたからこそ、現実的な範囲でアイデアを膨らませることができました。

もし間取りを先に決めていたら、土地探しの条件がさらに絞られてしまい、以前お伝えしたような苦労が、もっと大きくなっていたかもしれません。
その意味でも、私たちにとっては、土地を先に決めるという順番が合っていたのだと思います。

ハウスメーカーや工務店に希望を伝えれば、それなりの間取りを考えてくれます。
多くの事例の中から、色んな間取りを提案してくれる工務店もあります。

最近では、間取りを作成するソフトも充実しているので、きれいな図面に仕上げてくれます。

まずは「ゾーニング」から始める

間取りを考える上で、まずは何が必要かを洗い出し、どこにどの部屋が欲しいかをラフに考えます。
これを、「ゾーニング」と言います。

参考までに、我が家の場合の例をお伝えします。

アイランドキッチン、ユニットバス、洗面室(広め)、トイレ(1階と2階)、玄関(広め)、吹き抜け、和室(小さくても可)、寝室、子供部屋(4.5畳×2部屋)、ウォークインクローゼット(WIC)、リビング階段、私の部屋(3畳)など。

あらためて振り返ると、リビング階段や吹き抜けなど、開放感を重視した項目が多く並んでいたことに気づきます。
一方で、私の部屋のように、あくまで希望として挙げていたものの、この後の話し合いで意見が分かれる項目もありました。

こんな感じで、まずは何が必要かをザックリと考えていきます。

こうして書き出してみると、当たり前に思っていた部屋も、実は「本当に必要かどうか」を一度立ち止まって考えるきっかけになります。
何となく「あったらいいな」で挙げていた項目も、家族で話し合ううちに、優先順位が自然と見えてくるようになりました。

紙に書き出すという行為そのものにも、意外な効果がありました。
頭の中だけで考えていると、なんとなく漠然としたイメージのままになってしまいますが、実際に文字として書き出すことで、家族それぞれの希望の輪郭がはっきりしてきます。

その後に、これらの要素を、簡単に配置(ゾーニング)していきます。

ここまでは、自分で作っても構いません。
もちろん、ハウスメーカーなどに相談に行けば、担当者が提案してくれたり、聞き取りをしながら間取りを作り上げてくれたりします。

自分でゾーニングした資料を持っていけば、担当者がそれをもとに、図面に落とし込んでくれます。

この時に、プロの目線でアドバイスをもらえるのも、大きなメリットです。

構造的に建築が難しい部分がある、こういう配置の方が使いやすい、ここに柱が必要になる、といった具体的な指摘を受けながら、間取りがどんどん具体化していきます。

自分たちだけで考えていると気づかなかった視点を、プロの目線から指摘してもらえることで、間取りの完成度は格段に上がっていきました。
特に、生活動線に関するアドバイスは、実際に住んでみないと分からないような細かい部分まで踏み込んでもらえて、非常に参考になりました。

素人だけで考えていると、どうしても見た目や広さといった、分かりやすい部分にばかり意識が向いてしまいがちです。
しかし、実際に長く住み続けることを考えると、動線や収納の使い勝手といった、地味だけれど重要な要素にも目を向ける必要があります。
プロの視点を借りることで、こうしたバランスの取れた間取りに近づけたのだと、今振り返っても感じています。

ゾーニングの時間は、家族の会話が弾む楽しい時間だった

このゾーニングの作業は、非常に楽しいものでした。

普段はあまり会話のない我が家でも、この時ばかりは、自然と会話が弾みました。
仕事から帰ってきて、リビングのテーブルに間取りのメモを広げ、夫婦で頭を突き合わせて意見を出し合う時間が、いつの間にか日課のようになっていました。

そして、家族それぞれから、色々な意見が出てきます。

「よこやんの部屋はいらない」「もっと収納が欲しい」「子供部屋を広くしてほしい」「よこやんの部屋はいらない」「和室は何に使うの?」「廊下を減らそう」。

「玄関前にトイレがあるのは嫌だ」「吹き抜けは寒くないの?(これは、吹き抜けが欲しいと言った妻自身が、後になって言い出したことです)」「広いお風呂がいい」「よこやんの部屋はいらない」。

こうして並べてみると、私の部屋の存在について、何度も意見されていたことに、あらためて気づかされます。

それでも、一つひとつの意見を聞きながら、家族みんなでああでもないこうでもないと話し合う時間は、家づくりの中でも特に印象に残っている時間です。

間取りは、一度の打ち合わせで決まるものではありません。
何度も検討を重ねながら、少しずつ形にしていくものです。

こうした話し合いの積み重ねがあったからこそ、最終的に家族全員が納得できる間取りに近づいていったのだと、今振り返っても感じています。
一人で黙々と図面と向き合うよりも、家族それぞれの希望をぶつけ合いながら進める方が、結果的には暮らしやすい家になるのではないかと思います。

もちろん、意見がぶつかることもありますし、思うように話が進まないこともあります。
それでも、この段階でしっかり時間をかけて話し合っておくことが、後々の後悔を減らすことにつながるのだと、今なら実感を持って言えます。

次回も、引き続き間取りについての経緯をお伝えしていきたいと思います。
家族それぞれの希望が、最終的にどう形になっていったのか、ぜひ続きも読んでいただければと思います。

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