DIYで後悔しない!引渡し後に始めるべき理由

コストダウン

「せっかくやる気があるから、建築中からDIYを始めたい」。
そう考える方も中にはいらっしゃいます。

実は、DIYを始めるタイミングを誤ると、思わぬトラブルに発展することがあります。
自ら新築を設計し7年間住み続け、業務でも10年以上新築・リフォームに携わってきた私が、DIYを成功させる進め方と注意点をお伝えします。

読み終える頃には、いつ、どのようにDIYを始めればよいかがはっきりします。
結論からお伝えすると、DIYは引渡しを受けてから始めることが、トラブルを避ける一番の方法です。

(DIYで取り入れられる具体的な作業内容については、別記事「DIYで新築コストダウン!」でも詳しく解説しています。あわせて読むと、「何をDIYするか」から「いつ始めるか」まで、一連の流れで検討できます。)


早く取り掛かりたい気持ち、よく分かります

家づくりが進むにつれて、少しでも早く自分の手を加えたいと感じるのは自然なことです。
完成が近づくにつれて、待ちきれない気持ちが強くなるのは、誰にでもあることです。

その気持ちの高まりこそが、住まいへの愛着の表れでもあります。
私自身も自邸を計画する際、工事の進み具合を見ながら、早くDIYに取り掛かりたいという気持ちを抱いていました。

現場を見学するたびに、あそこにあれを取り付けたい、ここにあれを飾りたいというイメージが膨らんでいきます。
だからこそ、逸る気持ちを一旦抑え、正しい進め方を知っておくことが大切です。

その我慢が、結果的に工務店との良好な関係と、満足のいく仕上がりの両方を守ってくれます。

タイミングを誤ると、せっかくのDIYが思わぬトラブルの原因になってしまいます。

楽しみにしていたDIYが、現場との行き違いによって気まずい雰囲気になってしまうのは、誰にとっても避けたいことです。
だからこそ、正しい順序を知っておくことが、気持ちよく作業を進めるための土台になります。

問題の本質:建築中のDIYはトラブルの元になる

DIYを希望される方は、工事が進んでいる間に少しでも作業を進めたいと考えてしまいます。
問題の本質は、建築中にDIYを行なうと、職人さんの邪魔になったり、傷などの不具合が発生した場合にどちらの責任かでもめる原因になったりすることを見落としてしまうことにあります。

DIYの実施については、家の引渡しを受けてから行うことをお勧めします。
建築中に行なうと、現場の進行を妨げてしまうだけでなく、責任の所在が曖昧になってしまうリスクがあります。

引渡しを受ければ、正式に自分の家になりますので、あとはお好きにDIYすればよいと思います。
このタイミングの違いを理解しないまま進めてしまうと、工務店との関係にも影響が出かねません。

信頼関係を大切にしながら家づくりを進めるためにも、線引きを明確にしておくことが重要です。

原因は3つ。すべて「進め方の誤り」に関係しています

タイミングを誤って現場の迷惑になる

建築中は、複数の職人さんが決められた工程に沿って作業を進めています。

そこに施主が手を加えてしまうと、工程の妨げになったり、思わぬ事故につながったりする可能性があります。
現場には資材や工具も多く置かれているため、慣れない場所での作業は思わぬケガにつながるリスクもあります。

責任の所在を理解していない

当然、仕上がりについては自己責任です。
どんな仕上がりになっても、イメージと違っても、穴が開いても、傷がついても、文句は言えません。

この自己責任の範囲を理解しないまま進めると、後々トラブルにつながることがあります。

道具や材料の準備を軽視している

作業にはそれなりの道具が必要ですが、1回きりの作業のために高価な道具を買うのはもったいないという発想を持てず、無駄な出費をしてしまうことがあります。

使う頻度の低い専門工具まで揃えてしまうと、使い終わった後の保管場所にも困ってしまいます。
本当に必要な道具かどうかを見極める視点が欠けていることも、無駄な出費につながる原因のひとつです。

解決方法:引渡し後に、レンタル道具も活用して進める

解決策は、引渡しを受けてから、必要な道具はレンタルサービスも活用しながらDIYを進めること。

最近では、コメリなどのホームセンターで必要な道具を貸し出していますので、そういったサービスを利用するのもよいでしょう。
会員登録など、借りる条件が色々ありますので、事前に調べておくことをおすすめします。

道具は、とりあえず電動ドライバーがあれば十分です。
マキタや日立が有名で、ドライバーだけでなく、ドリルややすりとして使用でき、のこぎりなんかとしても利用できます。

色んな種類のアタッチメントが販売されているため、一つ持っておくと様々な作業に対応できます。

あと、ペンキなどは余ると処分に困ります。
必要量をしっかり把握し、購入するようにしましょう。

事前に必要な量を計算し、余分を出さないようにすることも、無駄なコストを防ぐポイントです。

私自身、引渡しを受けてから焦らずDIYを進めたことで、職人さんとのトラブルもなく、気持ちよく作業を進めることができました。
正しいタイミングと準備を整えることが、DIYを気持ちよく楽しむための一番のコツです。

引渡し前は気持ちが逸りがちですが、その時間を道具の下調べや作業計画づくりに充てることで、当日の作業がぐっとスムーズになります。
待つ時間も、DIYの準備期間として有効に使うことができます。

今日からできる具体アクション

  • DIYは必ず引渡しを受けてから始めるようにする
  • 仕上がりについては自己責任であることを、事前に家族で共有しておく
  • ホームセンターの道具レンタルサービスの会員登録条件を調べておく
  • 電動ドライバーなど汎用性の高い道具から揃えることを検討する
  • ペンキなど余ると処分に困る材料は、必要量を事前に計算してから購入する
  • 引渡し前の待ち時間を利用して、作業手順や必要な道具を調べておく

「引渡し後に始める」というルールを守るだけで、DIYのトラブルはほとんど防げます。
ぜひ焦らず、正しいタイミングで作業に取り掛かってみてください。

まとめ

DIYは、建築中ではなく引渡しを受けてから始めることが、トラブルを避ける一番のポイントです。
職人さんの作業を妨げず、責任の所在も明確になるため、安心して取り組むことができます。

道具はレンタルサービスをうまく活用し、電動ドライバーなど汎用性の高いものから揃えていくとよいでしょう。
保管場所や使用頻度も考えたうえで、購入するかレンタルするかを判断すると無駄がありません。

ペンキなどの材料は必要量を事前に計算し、無駄な出費を防ぐことも大切です。
自邸を建てて7年、そして10年以上の現場経験から、私はこの正しい進め方の大切さをお伝えしたいです。

DIYを検討している方は、まず引渡し後のスケジュールに、少しずつ作業を組み込んでみてください。
それだけで、気持ちよく家づくりの続きを楽しむことができます。

私自身、引渡し後の週末を使って少しずつDIYを進めていく時間は、家づくりの中でも特に充実した思い出になりました。
焦らず、自分たちのペースで進めていくことをおすすめします。

これから家を建てる方も、ぜひこの順序を意識してみてください。
順序さえ守れば、DIYはきっと家づくりの楽しい一部になるはずです。

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